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スイス健脚向けコース【レポート:小瀬 信広】

こだわりのスイス健脚コース


スイスはゴンドラやロープウェイが非常によく整備されているため、まさにハイキング天国!展望台から勇気を出して歩き出すと、想像を超える景色に出会うことが出来るのです。

日本国内で登山を定期的にされている中級~上級者ともなれば、ここでご紹介する健脚コースも十分に歩いて見て回ることができるでしょう。 いくつか、ご紹介します。


まずは知名度・人気ともにトップと言っても過言ではないツェルマットにあるマッターホルン。ここの登山基地となっているヘルンリ小屋です。シュヴァルツゼーまではゴンドラでアクセスし、そこから約2時間半で到着します。目の前に迫るマッターホルンと、今にも崩れ落ちそうな北壁の氷河や、高度感あふれるコースに驚くことでしょう。

ツェルマットには他にも歩きごたえのあるコースがあり、その代表的なものですとショーンビュール小屋への往復トレイルやオーバーロートホルンへのピークハントなどがあります。いずれも体調、天気コンディションの良い日にチャレンジしましょう。長いものですと7~8時間ほどを要するコースもありますので、ある程度体力と技術が必要です。「歩けば歩いただけ」絶景が期待できます。

場所をグリンデルワルトエリアに移しましょう。ここの名物ロングコースと言えば、フィルストからバッハアルプゼー、そしてファールホルンを経由してシーニゲプラッテまで歩くパノラマ縦走コースでしょう。ファールホルンまでは登りが続きます。そして、道は次第に尾根伝いに変わります。左手にはユングフラウ三山、そして右手眼下にはブリエンツ湖やインターラーケン・オストの町が見えるという最高のシチュエーションなのです。あまりの絶景に足が進みませんが、7時間は要するコースだということをくれぐれもお忘れなく。


また、グリンデルワルトからポストバスを利用してトレイルの入り口へアクセスが必要になるグレックシュタイン小屋への登山は刺激にあふれています。標高差、約700mの往復だけではなく、途中道幅が肩幅程度の断崖絶壁を歩くことになるのです。高所恐怖症の方はオススメしません。しかし、氷河から流れ出た滝が谷を落ちるに従い霧状に消えてなくなる様や、果てしなく深い渓谷と氷河の大きさに圧倒されます。ここは、もっと多くの方に知っていただきたい隠れた名トレイルです。

グリンデルワルトから列車で約1時間30分でアクセスすることができるミューレンから、さらにゴンドラを利用して訪れることができるシルトホルンエリアも、比較的気軽に絶景を楽しむことがでる健脚コースがあります。歩き初めとなるビルク展望台からグラウゼーリを経由し、稜線伝いに下山をします。このコースのハイライトは絶景と高度感のある軽快な尾根歩きを楽しめる点です。日本では決して想像できない景色を楽しむことができるでしょう。



最後に、本格的な山岳エリアであるにも関わらず、安全にピークハントができるエッギスホルンをご紹介します。ここはヨーロッパアルプス最長のアレッチ氷河を眼下に眺めることが出来るベットマーアルプのすぐ側にある山で、山頂の手前までゴンドラでアクセスすることができます。そしてエッギスホルンの山頂まではしっかりと整地された岩の上を歩きます。日本では穂高連峰の縦走に近いようなイメージがある場所ですが、安全に歩くことができるのが最も異なるところ。もし近くに訪れる機会があれば、ぜひお立ち寄りください。





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