ベルナーオーバーランド地方

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ベルナーオーバーランド地方

スイス中央部山岳地帯はユングフラウ地方だけではありません。周辺の穴場的なスポットでのハイキングを紹介します。


ベルナーアルプス西端のリゾート カンデルシュテーク Kandersteg

ベルンとブリークの中間、ベルナーアルプス西端のリゾートで、正面に白く輝くブリュムリスアルプが美しく構え、窓辺のゼラニウムが見事に咲いたシャレースタイルの窓が並ぶ典型的なスイスの町。 この地域は世界遺産ユングフラウ・アレッチ地区エリアの一部、山上にひっそりとたたずむエッシネン湖畔にはゴンドラと約30分の散策で到着です。
カンデルシュテークを起点として、先人たちが行き来をした歴史を感じるゲンミ峠から温泉地ロイカーバードへのルート、なまはげ伝説の残る秘境レッチェンタール、牧歌的なアーデルボーデン、ミューレン方面へ続く谷キーンタールなど未知なるハイキングの可能性が広がります。 雨の日は風情あるトゥーンや世界遺産のベルン旧市街にも乗り換えなしで観光・ショッピング・美術館巡りが楽しめます。




画家クレーやホドラーも描いた三角形の山頂のニーセン展望台 Niesen

シュピーツからヴィスプへの途中、ローカル駅ミューレネンからケーブルで向かうニーセン展望台。 アイガー・メンヒ・ユングフラウが意外な方向で間近に迫る、知る人ぞ知る絶好の展望スポットです。 山岳ホテル前の展望テラスからも抜群の眺めが楽しめますが、足元のかわいい高山植物を愛でながら約20分歩いて山頂まで足を延ばしましょう。 眼下に広がるトゥーン湖、ブリエンツ湖だけでなく、西側から望むアイガー・メンヒ・ユングフラウ、そしてブリュームリスアルプまで連なるアルプス、そして反対側には遠くジュラ山脈まで望む360度パノラマの絶景が待っています。 テラスでのランチタイムと共にたっぷりと満喫した後は、見晴らしの良い稜線歩きから樹林帯を抜け中間駅まで下るハイキングも楽しめます。 日本人団体客が訪れることも殆どない静かなエリアです。




ユングフラウ三山の眺望抜群のニーダーホルン展望台 Niederhorn

トゥーン湖畔ベアテンブフトへはトゥーンかインターラーケン・ヴェストからバスか湖船利用。 さらにケーブルと3連ゴンドラで向かうニーダーホルン展望台。美しい湖面の先にはユングフラウ三山だけでなく、ヴェッターホルンからブリュームリスアルプへと連なるパノラマ大展望が広がります。 朝一番なら崖に群れるゲムゼ(カモシカ)に出会うチャンスも! 中間駅のベアテンベルグ集落からトゥーン湖とユングフラウ三山を右手に見渡しながらインターラーケン・ヴェストへ向かうポストバスはパノラマ路線です。 改装したての山頂レストランからの眺めも抜群。ランチタイムの立ち寄り・散策にもぴったりです。 時間に余裕がある方なら、バリエーションに富んだ地元ハイカー自慢のハイキングコースも是非楽しみましょう。




ヴェッターホルンが美しいアルペンタワー展望台 Alpen Tower

シャーロック・ホームズゆかりの地マイリンゲン。峠巡りやグローセシャイデック方面へのポストバスへの出発点でもあり多くの観光客が訪れます。 町外れからロープウェイやゴンドラを乗り継いで向かうアルペンタワー展望台はグリンデルワルトの側山、ヴェッターホルンを意外な角度から見ることができます。 中間駅ロイティは、ブリューニック峠からポストバスで向かうこともでき、刃のような鋭いアイガーや美しく連なるヴェッターホルンが目に飛び込んできます。 アルペンタワーではヴェッターホルンが主役となり、グローセシャイデックからは見えない三角に尖った連山や、ベルナー・オーバーランド最高峰フィンスターアールホルンも頭を覗かせます。 湖巡りハイキングやティトリス展望台方面へと抜ける縦走コースもあり、ハイカーの心をくすぐります。





マイリンゲンからのおすすめポストバスルート

マイリンゲンはポストバスの要所、3つの峠越えでアンデルマット方面やグリンデルワルトへ抜ける興味深いルートがあります。 ※スイストラベルシステムのパス類に追加料金が必要となります。

A 3つの峠
スイス中央部とヨーロッパの十字路ゴッタルド方面、アンデルマットを結びます。 途中シュタイン氷河が真近に迫るスステン峠やグリムゼル峠、フルカ峠などつづら折りの道路を黄色いポストバスで移動するのもお薦め。 中央アルプスの奥深さを感じます。

B グリンデルワルトへの裏街道
マイリンゲンとグローセシャイデックを結ぶルート。シャーロックホームズ「最後の事件」の物語に登場する、ポストバスだけが通れます。 ライヘンバッハの滝、ローゼンラウイ峡谷など隠れた見所をたどってみましょう。




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