スタッフのお勧めエリア

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ヨーロッパアルプスを知り尽くしたスタッフが、自分の足で歩いて見つけたお勧めエリアの情報です!

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サンモリッツを拠点として、エンガディン地方には、アルプスウェイとっておきのハイキングコースがたくさんあります。今日はその中でもお勧めの、ヴィコソプラーノからソーリオまでのハイキングをご紹介します。サンモリッツを訪れる観光客もここまで足を伸ばす人は少ない静かな場所です。


【サンモリッツからバスでヴィコソプラーノへ】
サンモリッツを朝8時8分のバスに乗り、まずマローヤへ行きました(約40分)。バスの座席は、エンガディンの美しい湖が次々に現れる進行方向左側がお勧めです。マローヤの郵便局のすぐ横に、この地で数々の作品を残した山岳画家、セガンティーニのアトリエがあります。その横の林道を15分ほど登ると「良い眺め」を意味するベルベデーレに出ます。このあたりは長い年月の氷河による侵食でできた岩穴や、セガンティーニが絵の題材にした池もあります。
マローヤからさらにキアベンナ行きのバスに乗って、つづら折りのマローヤ峠をぐんぐん下りて行きます。左側の車窓からは、ブレガリアの山群を楽しむことができます。途中のカサッチャ周辺で下車する外国人のハイカーも多いのですが、そこからスタートすると標高差1000メートルも登り詰めなければならないので、ヴィコソプラーノで下車がお勧めです。


【ヴィコソプラーノからソーリオへ】
ハイキングをスタートして暫くは牧草地の中の細い車道を歩きます。暫くは樹林帯のため、展望は良くありませんが、イチゴ、ナデシコ、黄色いトリカブト、釣鐘草など、いろいろな花を見ることが出来ました。やがてブレガリアの山並みの展望も良くなってきます。シャベルを意味する台形の特徴のある山、ピッツバディレが印象的。途中の眺めが良いポイントで、小さな山のレストランがあり、ここでランチを済ませることもできます。
コースは再び樹林帯に入りますが、展望の良い場所が次々に現れる上、川や滝などもある変化に富んだコースです。ピッツ・バディレから左手の山々や氷河がどんどん姿を見せるあたりからは、下の小さな街も視界に入ってきます。途中のパロンからソーリオまで50分の標識が出ていましたが、下りがほとんどなので、実際には35分で着きました。


【ソーリオ】
ソーリオは、前述のセガンティーニをはじめ、ヘッセやリルケなども愛した美しい村です。石の屋根と村の中の一際目立つ教会が特徴で、少し距離を置いて見るこの村と背後の山並みはまさに絵のような美しさです。この村の中心が、現在ホテル兼レストランになっている「パラッツォ・サリス」。サリス家代々の貴重な歴史遺産で、美しい庭園でも有名です。


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